戦国恋華

名前を聞いて、私は目を見開いた。



浅井長政といえば、近江の国の・・・次期に大名になるひとだ。



ならば、自分はこんな所に居てはいけない。



出て行かなきゃ・・・・・・・・・。



私は立ち上がろうとしたが、体に力が入らず、何もできないことに気付いた。



『あの・・・・・・私・・・』



「今までの事を、聞かせてはくれないか?」



『え・・・・・・はい。』



私は、今までの事をすべて話した。