「ふっ……うわあああああ―――っ!!」


ごめんなさい。



気づいてあげられなくて。


ごめんなさい。ごめんなさい。


いくら言ったって足りない。


一番…近くにいたはずなのに…!!


実早のためだったんだよね…?


ひとりにしないでって言ったから…っ…。


一緒にがんばろうとしてくれたんだよね…?


最初のキッカケからして実早のワガママだった。


祐ちゃんはそれに付き合ってくれたんだよね?


ごめんなさい…っ…!!


嗚咽まじりの叫び声は主のいない家の中にひどく響いた。