簡単なことだったのかもしれない…。 実早がこの学校に来て一番知りたかったのは他でもない祐ちゃんの気持ちだ。 ただ怖くて…。 直接聞くのは怖くて…。 だから見つけようとしたんだ。 してもいない浮気の証拠。 それがあれば潔く諦められるから。 でもホントは誰かに背中を押してもらいたかったのかもしれない。 「ありがと!!いーちゃん!!」 実早は走り出した―…。 大好きで大好きでたまらない祐ちゃんのもとへ。 一秒でも早く辿り着きたかった――…。