私は翔のコーヒーと自分の分のココアを買った。 「ほい、コーヒー。」 「ん。ありがと」 いつもはうるさい翔の口数が少ないことを不審に思いながら、ちびちびとココアを飲み始める。 「ちとせって何で彼氏作んないの?」 「えー、何急に。」 私はへらへら笑ってみたけど翔の表情は思ったより真剣。 「ん~、特にこの人って思える人がいないからかな。」 自分でもよくわからない。 好きな人も出来ない。 「忘れらんない人がいるとか?」