「じゃあ高下さんはそっち探して。俺こっち見るから」 「はい…」 津島くんに言われた方のダンボールの山を一つずつ見る。 本当にあるのかなあ… すごく疑問。 「…思ったんだけど」 「え?」 「友達いないの?」 思わずピタッと手が止まる。 まさかここでそんなこと聞かれるとは思わなかった。 _