美術室の窓から




「………」



津島くんに、話しかけなきゃいけないって事だよね…。

変に緊張する。


ギュッと握りこぶしをつくりながら、友達と立ち話してる津島くんに近づいた。



「あ、あの…津島くん」



私の声に気づいた津島くんは話をやめて私を見下ろす。



「おー高下さん。どした?」

「…あ、あのね」

「えっちっちゃ!!翔もデカいけどこの子もかなりちっちゃ!!」

「…………」



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