美術室の窓から




「高下さんもやってくれるなら俺もやります。」



――――…え?
何言ってるの、津島くん…?



「…って言ってるけど、高下。やってもらえるか?」

「え…っ…えぇ?」



なんでこんなことに?

みんなからの視線が怖い…



「やろうよ、高下さん」



そんな声が私の左側から聞こえてきて、ふとそっちを見るとニコニコしてる津島くんの姿。


その姿からは、拒否させないような威圧感を感じる。



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