美術室の窓から




「誰もいないのか?」



シーン…



「津島、どうだ?」

「えー…」



津島くんが名指しされた。

先生にも信頼されてるんだぁ。
すごいな。



「…いいですよ。やっても。でも条件つきで」

「条件?」

「はい。」



津島くんはそういうと、右を向いた。

紛れも無く、私がいる方向だ。



えー?!
なんで私の方見るの?



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