「………で、私のこと好きなの？」
「…すげー好き」
彩乃からの質問にそう答え、俺は彩乃の頬に軽くキスをした。
「……っちょ、ここ外……！」
「なあ、彩乃は結局俺とキスしたりすんの嫌なの？」
顔を真っ赤にさせた彩乃を無視して、答えはもう分かりきってるようなモンだけど俺はそう問いかけた。
「…………っ嫌じゃ、ないっ…」
ほら、な？
「…よし、今から俺んち行こうぜ。…あ、言っとくけど勉強なんかさせねーから」
「……え、ちょ、待っ…！」
「彩乃に拒否権はねーからな、覚悟しとけよ？」
そう言って、まだ何か異論がありそうな彩乃の手を引いて歩きだす。
さあ、純情で素直じゃない可愛い可愛い彼女をどうやっていじめてやろうか。
▼ 純情ガール〈 ＊END＊ 〉
