……もう帰ろうかな バックを肩にかけ、教室を出ようとした 『……あ』 太陽の声らしきものが耳に届く 『美月ー!』 急に名前を呼ばれ、素早く振り向いたその時、視界にうつったのは笑顔の太陽だった 『また明日なーっ!』 手を振られ、私も振り返す 太陽が笑顔だと私も笑顔になってしまうのは気のせいだろうか 幸せな気分のまま、教室をあとにした