――ガタン 私の後ろで椅子を引く音がした 私はゆっくりと手をおろし、後ろを向いた 『美月、よろしくな!』 『あ、うん!』 ……呼び捨て 私もしていいのかな? 『俺のことは“太陽”でいいから!』 『わかった。よろしくね、太陽』 無邪気な笑顔で笑う太陽の笑顔は、本物の太陽みたいに輝いていた