『もー!ごめんってばぁー!』 本当に悪いって思っているのかい(笑) 『顔に傷とか萎えるわー』 とっくに許してるけど、わざとらしく言ってみる ……ってか、頬っぺたに絆創膏はれないよな そのうち治るから…まぁ、いいや 『どした?その傷』 ……え? 急に少し低めの声が聞こえてきた 今は亜実といるはずなのに 亜実を見ると、驚いたような顔をしていた 『ちょっ!私トイレ行ってくる!』 亜実は慌てたようにトイレがある方向じゃない場所に走っていった