仕事上手(?)で恋愛下手(!)

そして、月曜日の朝を迎えた。

なんだか眠れなくていつもよりも
早く起きてしまった。

(食料品全部処分しちゃったからコーヒーも飲めないや…。
信治君が来たら途中で
コーヒーショップ寄ってもらおう。)

寝起きの頭でそんなことを考えていた。

私が住んでいるこのアパートは、
両親が喧嘩したときに
使うからこのままでいいと言われ
そのままにしておくことに
なっっているので、
今日はここから出発することができるのだ。

「よっし!!」

まだ外の景色はちょっと薄暗くて、
遠くの方で最後の星が瞬いていた。

私の頭はスッキリしていた。
外に出てみると、ピリッと痛い位の
寒さが心地良かった。

(ひとつだけ、心残りがあるとすれば
陽希君にメールでしか
『行ってきます。』を
言えなかったことだよなぁ…。)

そんなことを思い出して
大きくため息をひとつついた。