仕事上手(?)で恋愛下手(!)

部屋は真っ暗ではなく薄暗かった。
センスの良い間接照明の明かりだけが
小さく部屋を照らしていた。

ベッドの傍には小さなナイトテーブルが
置いてあって、その上には
封の開いていないミネラルウォーターが
置いてあった。

(もしかしてここは
大和先生の自宅?)

そんなことを考えていると
きょろきょろしている私に大和先生は
気が付いたようだった。

「花菜。起きたの?」

ベッドがある部屋ではない方から
大和先生の声が聞こえてきた。