仕事上手(?)で恋愛下手(!)

生ビールを二つ頼み、お通しをつついた。

「おでんはカウンターで
食うのが一番だとおれは思ってる。

あっ、おばちゃん。
卵。その染みてそうなヤツと
大根にがんもと、餅巾着。

西村、何頼む?」

主任は我が儘放題に指でお目当ての
おでんを示してママさんらしき
女性に取ってもらっていた。

私もお鍋の中を除いてみると、
長方形のいわゆるおでん専用鍋の中に
美味しそうに煮えたおでん達が
行儀良く並んでいたのが見えた。
色んな食材があって選ぶのに
迷ってしまうほどだった。

「えぇと。
こんにゃくと、糸こんにゃくと、
大根と卵は決まっているんですけど…
何か変わり種が食べたいなぁ。」