仕事上手(?)で恋愛下手(!)

(私はまだまだだなぁ。)

陽希君の話を聞きながらそんなことを
考えていると、

「俺は花菜さんの常に先を見越して行動するとことか、
優しさとか細やかな気配りとか、
凄いと思って見てた。
皆で一緒に飲んでたときもそうだったけど、
気配りがさりげなくて、
嫌味にならないのが鮮やかだなって思ってた。」


(そんな風に思ってくれてたんだ…。)

褒められるなんて思っても見なかったので
すごく照れてしまった。
そんなことを話していると車はマリーナに到着した。

「花菜さん。ちょっと降りてみない?」

陽希君は車を先に降りて、助手席のドアを開けてくれて

「どうぞ。」

っとくすぐったくなるくらい女の子扱いをされて、
気分はお姫様だった。

「ありがとうございます。
なんだか陽希君と一緒にいると、
自分は女の子なんだなって思っちゃう。」

「だって花菜さん女の子でしょ?」

世にも不思議なものを見るような目で陽希君は言った。