秘蜜。


私が睡魔と格闘している間に、校長の話が終わって、担任発表にうつっていた。

ああ、もうだめ・・・。

別に、担任なんか後で見たくなくても見なきゃいけないんだし。

もう寝よう、と目を閉じようとしたとき。

「・・・三組担当、藤咲拓馬!」



―――――目が、覚めた。



ばっ、と顔を上げると、ずっと会いたくて、ずっと会いたくなかった人が、舞台の上に立っていた。



どうして。


どうして、いるの?


忘れたはずの、感情がこみあげてくる。


ぎゅう・・・と胸を締め付けられる。