「・・遊び、かぁ・・・」
冷静に考えれば、拓馬に告白された時点で、信じられないことだったもん。
あんな、カッコよくて優しい人が、私なんか、相手にするはずないのに・・。
「っ・・馬鹿みたい・・っ」
半年という短い期間の中で、もっと、拓馬のことを好きになった。
大好きだった。
拓馬に抱かれてたら、こうならずにすんだ?
・・・今更、こんなこと考えても遅い。
公園の時計を見ると、針は五時過ぎをさしていた。
まだ五時なのに、辺りは暗くなり始めていた。
「・・好き・・っ。大好きだよぉ・・!」
公園なのにもかかわらず、大声で泣き叫ぶ私は、きっと、滑稽だろう。
「・・郁?」
ドキッ・・心臓が、跳ねた。
顔を上げると、そこには広武先輩の姿があった。
拓馬と付き合うようになってから、広武先輩も私を名前を呼ぶようになった。
ユメも一緒なのかと思って、不安になったが、どうやら一人らしい。
