「・・・あ、そうだ。
お前たち、早く行かなきゃやばいんじゃないか?
もうすぐ入学式だろ」
「あ、そうだね!郁、いこっ」
「・・・うん」
じゃあね、とユメが広武先輩に手をふり、二人で教室に向かった。
――――また、貴方に会うなんて知らずに。
「えー、新入生のみなさん・・・」
頭のハゲた、校長先生が、ポツポツと話し始める。
最初に、生徒会長の言葉があって、今は、校長先生の話。
二人とも長すぎて、瞼が重い。
ふぁ・・・とあくびが出そうになるのをぐっと堪えて、校長の話に集中する。
・・・が、睡魔には勝てない。
