最初、好きと言われて、気絶するかと思った。
信じられなかった。
「郁!」
「あ、拓馬!」
毎日が幸せで。名前を呼ばれるだけで嬉しくて・・・。
学校から拓馬の家までは距離があるのに、わざわざ迎えに来てくれて。
大好きだった。
ある日の学校帰りのことだった。
拓馬は相変わらず迎えに来てくれて。
他愛のない話をしながら、帰ってた。凄く、幸せだった。
「俺さ、高校の先生になりたいんだ」
いきなり、告げられた告白。
先生?
「先生?なんで」
「俺さ、高校の時、めっちゃ荒れててさ。
そんときに、ある一人の先生がさ
“両親を悲しませててどうする。この世界に一人だけしかお前はいないんだ。両親のためにも、自分のためにも、正しく生きろ。”って言ってくれたんだ」
そう話す拓馬は、とても優しい顔をしていた。
