秘蜜。


「連絡先・・・?なんでですか」

意味がわからなくて、首を傾げると、ポケットに手を突っ込んだ。

ポケットから出て来たのは、赤色のケータイ。

「・・・また、会いたいから・・・。あの、嫌ならいいんだけどさ?」

・・・なんか、女の子みたい。

連絡先、教えて貰えるなんて。

「全然。むしろ、嬉しいです」

微笑むと、嬉しそうに笑ってくれた。

キュン・・・


胸が、甘く締め付けられる。

なんでかな。

凄く、キラキラして見えるよ。

連絡先を交換すると、タイミングよく、お母さんからの着信。

「あ、お母さんだ」

「え、あ、ごめん。結局、長居しちゃった」

「いえ・・・。引き止めたの、私ですし・・」

全然、拓馬さんは、悪くないです、そう言おうとしたら、ガチャッと扉が開いた。

「・・・ったく、なんで俺が姉貴を迎えに・・・って、あれ?」

出て来たのは、お母さんではなく、弟の陸。

「・・・陸、私、いるから。迎えに行かなくても大丈夫だよ」

「いや、そりゃ見りゃわかるし。・・・彼氏?」

え?と首を傾げ、陸の視線を辿る。

・・・ああ、拓馬さんのこと。

「違うよ!ユメの彼氏のお兄ちゃんだよ」