----次の日 私はあの日すぐに屋上から立ち去った。 早く戻らなきゃ心臓が爆破しそうだったから。 「莉子!」 私を呼ぶ声がする。 「あ、みずき」 私の親友のみずきだ。 「おはよ」 「おはよー」 いつも通りの朝。 平凡だ。 まさに平和。