「あっ、電車来た♪」 愛美ちゃんがそう言って、やっとこの空気から抜けられることに喜びを感じた。 「それじゃ私はこれで」 私は冷たくそう言った。 心の中が本当に壊れちゃいそうだった。 「なつみ一緒に帰らないの?」 伸が言う。 いつもならすごくうれしい。 でも.... 伸には愛美ちゃんがいるでしょ? 2人でいたほうがいいじゃん.....