雪降る場所で、僕等は。


小さな小さな約束をした



それは


世界のどこを探しても
ここにしかない


2人の、小さな奇跡



いつまでもこうして

奇跡を紡いでいきたい


柊哉の隣で、ずっと。




「……柊哉っ!」

「ハイ、愛波遅刻〜」

「まじで?ごめんね!」

「いいよ。早く行こう。ポップコーン買おう」

「え、あたしチップスがいい!」

「は?ポップコーンだから」

「チップスっ!」



雪はもう溶けたけど

2人を繋いだ指輪が、キラキラと太陽に反射してる。


カチカチと、あの幸せな音を鳴らしながら、

あたし達は歩き出した。



 * END *