◎Side 愛波
“愛波(あいな)”と呼んでくれる声も、繋いだ手の温もりも好き。
話すだけで幸せな気持ちになって、明日もがんばろうって思えるんだ。
特別かっこいい訳じゃない。
だけどあたしには、貴方が王子様に見えるんだよ。
ふとした時の笑顔も、部活の時の真剣な瞳も、大好きなの。
だから……
もう1度、あの頃に戻りたい。
いつからあたし達、こんな関係になっちゃったのかな?
街中がX'masのイルミネーションで彩られてる12月中旬。
あたしはひとり、自分の部屋で時計を気にしていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…