頭が言い訳でもなく、かと言って小学校の頃漫画を見て憧れて入ったバスケ部も続かず。何のとりえもなく3年が経ってしまった今、私は地元ではバカ高と言われる高校に入学することになった。


「…………」


入学式の日、とんでもない光景が私の目に写る。


「今年はギャルになってやる!」


そんなワケの分からない願望と共に私の高校生生活は流されていってしまう。


周りには金髪の女の子ばかり
黒髪の子は2.3人しかいなかった

※私も黒くありませんでした(汗



ギャルになると言うものもただ単にモデルさんに憧れただけ。


本物のギャルを目に足も胸もドキドキ。



わぁ、 無理だ。


その日は私の中にドス黒い雲が静かに静かに今にも雨が降りそうなくらいかかっていた。