俺は絢花を落ち着かせながら、ゆっくりと話を聞く。 鼻をすすりながら話す絢花が、可愛くてしょうがない。 「歌菜ちゃんがね…、高校生の男が何もしてこないなんて おかしいって…、私に魅力がないからだって…」 聞いて驚愕した。 歌菜ちゃん! 何言っちゃってくれてんの! 確かに、健全な男子高生はヤりたい盛り真っ最中だ。 俺だって、そういうことも少しは…、 いや、かなり考えるけど…!