いつもいつも ずっと彼女のことを見ていた 肩に流れ落ちる長い黒髪 少し赤みがかった頬 白い肌 その腕に 手の中にあるのは 分厚い本 大きなノート 彼女の世界は とても綺麗なものに思えた そこには何があるのだろう ハッピーエンドの物語? 輝く夕日の景色? 知りたい 見てみたい しかしそこに、僕の入り込む余地はないだろう