「だ、大丈夫です……か……」 こっちを睨むように見てきたのは……イケメンだった。 目が大きくって、二重で、睫毛長くって、鼻はキレイで……とにかく美形。 アイドル事務所の社長の娘……いわゆるイケメンばかり見て育った私が息を飲むほどカッコいい。 「……えっと」 「お前、名前なに?」 「は?」 「だから名前教えろ」 あほな声を上げる私を睨むことをやめないイケメンくん。