陽気な音のチャイムがなる。
幸せの鐘だ。


俺は弾む足で目的地へ急ぐ。


愛しい君が座っている、
第二図書室の窓際の席。


「中山!廊下は走るなよ!」
「ふぁーい」

うるせー教師、ゴリが注意する。
適当に返事をしとく俺。


それより、早く、









君のところへ。