そのお陰で私は立派な 人間不信になった。 だから入学式なんて めでたい行事なんかは 腹が立って仕方ない。 私は受付で番号を教えてもらい 席についた。 まもなくしてざわざわ していた体育館も徐々に 落ち着きをみせはじめた。 「これから花川学園の入学式を 始めます。」 その合図と共に生徒たちが たち始めた。