苦く甘い恋をする。

すると……もしかしたら……、これから明日の朝まで説教とか。


そんな展開も考えられるかもしれない。


だって、コイツ、“同期の代表”とか自分で言ってたし。


そこまで考えて、私は「キィ――ッ!!」と奇声を発して、頭を掻きむしった。


悔しい、悔しい。


こんなオチ、笑っていられる状況じゃない。


だって、私は……私は……。


「中学だって、高校だって、もちろん大学だって。それから今の会社だって。みんなにモテて、みんなに大事にされてきたんだからっ!! それなのに、何!? この扱いは――!!!」