「……き……キモッ!!」 長谷川くんの言葉から数秒後、叫ぶような愛海の声が聞こえた。 「征、アンタ、キモすぎ!! 大人のクセに、何言ってんの?」 「……悪い?」 「悪くないけど……。 でも、そんなの、もっとスマートにやってよね!! ふたりっきりの時に、とか」 「…………」 「……っていうか、美姫!!」