苦く甘い恋をする。

「子供みたいな拗ね方だな。そんなにヤッて欲しかったのか?」


「ち……違うもん!!」


怒りに任せて、枕を2コ3コと投げつける。


「アンタの下手なえっちを笑ってやろうと思ってたのに!!」


「ハハハ……。それは残念。でも、そんな機会は永遠に来ないな?」


長谷川くんは立ち上がり、スーツの上着を脱いで、ベッドの上の私を振り返った。


「だって、俺。金積まれても、おまえとスル気ねぇからさ」


「……はぁぁぁああ!?」