そんな言葉と共に、長谷川くんはひとさし指を、私の唇に移動させた。
「そうそう。この顔、かな?」
「……んなっ……」
「すっげぇ気の強い女の、すっげぇ恥ずかしそうな、まっ赤な顔。
それって、すごくそそられるんですけど?」
ニヤリと笑って、軽く触れていたひとさし指を、長谷川くんはギュッと強く押し当てた。
でも、次の瞬間、ふと思いついたように指を離し、私の頬をツンツンと軽く突いた。
「いや、違うな。おまえには……」
「そうそう。この顔、かな?」
「……んなっ……」
「すっげぇ気の強い女の、すっげぇ恥ずかしそうな、まっ赤な顔。
それって、すごくそそられるんですけど?」
ニヤリと笑って、軽く触れていたひとさし指を、長谷川くんはギュッと強く押し当てた。
でも、次の瞬間、ふと思いついたように指を離し、私の頬をツンツンと軽く突いた。
「いや、違うな。おまえには……」

