大きなホテルの綺麗な部屋。 隣で寝息をたてる小西くんの腕の中から抜け出して、私は窓際に歩み寄った。 そして重たいカーテンの内側へまわる。 そのとたん飛び込んでくるのは、眼下に広がる綺麗な夜景。 綺麗!! そう思う前に、私は固まった。 「…………」 私、ここで、いったい何してるんだろう。