苦く甘い恋をする。

そんな私の動きを封じ込め、


「そのうち、アイツ。ストーカーになるかもな」


フッと笑った長谷川くんは、私の体をひょいっと軽々抱き上げた。


「だから、今日は、覚悟しろよ? お仕置きだからな?」


「はぁ? 何言ってるの? 長谷川くん。放してよ!!」


「ヤだね。達ての頼みだし? 誰のって? もちろん、俺の大事な同期の。
奥脇さん? キミ、ポイ捨てしすぎ」


長谷川くんは口端を上げニヤリと笑うと、私の体をポンッと柔らかいベッドの上に放り投げた。