「で?何で朝からコロッケなんだ?」 朝ご飯の支度ができて。 スーツに着替えた航ちゃんが席に着いて不思議そうな声をあげた。 目の前にはお皿に乗ったコロッケが3つとサラダに味噌汁。 何でコロッケって..? 「だっていっぱい余ってるし」 「つーか、何でこんなになるまで作ったんだよ」 不思議そうな声から、呆れ声にチェンジしちゃってる。 「えーっと、航ちゃん食べるかな、と思って」 「はぁ~」 大きなため息をつくとそれ以上何も言わずに箸をつけた。