「そうなの?でも彼氏だったらどうするのよ」 「ぶっ!!」 「ちょっとやだ!汚い!!」 「だって千鶴が変な事を言うからだろ!?」 咳き込みながら答えるとマスターがおしぼりを持ってきてくれた。 御礼をして拭いているうちに少し落ち着いた。そういえば、と千鶴に話しかける。 「あいつ好きな男がいるらしい」 「え!?ほんとう?」 「あぁ。確か同じ学校って言ってたな」 それで転校したくないとか言ってたし。 「どう?」