あの後あたしはすぐさま家を飛び出して 数キロ先にある航ちゃんの家まで来ていた。 航ちゃんなら何かいい案が浮かぶんじゃないかって思ってここまで来たのに。 なのに、何なのよ、その態度は!! 「ふあぁ、お前いつまでここにいんの?」 あくびをしながら起き上がり、煙草に火を付ける。