「お前なぁ~さっきから言ってる事とやってる事違うくないか?」



的確なツッコミをしつつも慰めてくれるような感じではなく。



「もうっ航ちゃんは何もわかってなーーい!」



泣きじゃくるあたしは勝手に紅ちゃんの傍にある箱ティッシュを奪い鼻をかむ。



「分かってないってそんな事俺に言われてもなぁ~」



さっきからこればっかり。


他人事だと思って、航ちゃんは背伸びをしてからごろんとベッドに横になる。



「大体、俺さっきまで出勤してたんだぞ?」


「そんなの、あたしが悪いわけじゃないもん」