そんなこんなで始まったあたしと航ちゃんの同居生活。 高校生とはいえ、居候させてもらう身。 何か少しでも力になれる事はないかとない頭で一生懸命考えた。 でもその考えた事が 必ずしも向いている事とは限らない。 「で、・・なにこれ」 テレビのついていない静かな部屋に 航ちゃんの呆れた声がよく響いた。 「なにっって・・晩ご飯だけど?」