これはいい感じなんじゃないの? 「あの、本宮く」 ひとつ深呼吸をして顔を上げると 「あ、れ?」 いつのまにか本宮君はいなくなっていて。 教室掃除当番の男の子達がふざけている姿しか見えなかった。 あれ?あたし、夢でも見てたの、かな? そんな事を思いながら再び日誌に視線を落とした。