「航ちゃん!」


「航也君!」


「航ちゃん!!」




あたしとパパとママの声が一気に重なってリビングに響いた。



「そしたらお前は悩む事はなくなるわけだし」


「だって!」



だって..だってだってだってっ!


「む、無理だよ、そんなあたしと航ちゃんが一緒に住むなんて!」



「だってお前本気で嫌なんだろ?」


本気でって


「そ、そりゃあそうだけど」


そんな少女漫画みたいな展開...