「雛、お前転校したくないんだよな?」



「うん、絶対に転校なんてイヤ」



「本当だな?」


「うん、だってあたしは好きな人がいるんだもん。友達もいるし、
ここの学校をちゃんと卒業したい!」


ぎゅっと拳を作って航ちゃんの方を向くと


一度だけ大きく頷きそれからとんでもない提案を口にした。



「だったら俺と住むか?」