12月31日。 今日は稜君と一緒に過ごす日。 めいいっぱいおしゃれして、航ちゃんに夕ご飯を作り 家を出た。 11時なのに今日はたくさんの人で溢れている。 お寺に着くと稜君がすでに来ていて私に気がついたのか手を挙げてくれた。 「ごめんね、おまたせしちゃった」 「俺も今来たところだし。大丈夫」 行こう、そう言ってさり気なく手を繋いでくれる。 「雛、手冷たい」 「ごめん」 とっさに謝ると稜君から小さな拳骨が落ちる。 頭を撫でて少しだけ稜君を見ると小さく笑った。 「行こう」 「うん」