パパがあたしから視線を外して航ちゃんの方を向いた。 「はい、聞きました」 「君は・・・いや君もきっと雛と同じ気持ちだろうね。 君はいつだって雛の味方だったからね」 困ったように笑ってカップに口を付ける。 「味方・・なのかは分かりませんが、雛は俺にとって大事な妹みたいなものですから」 「そうだね」 「もしよければ教えてもらえませんか?おじさんとおばさんが海外に行く理由を」 その言葉があまりにも不思議で疑問に思ったあたしは航ちゃんの方を向いた。