必死に、そうじゃないって言いきってきたのに。


違うと、言い張ってきたのに。


これじゃあわたし


認めざるをえないじゃない



航ちゃんが、好きだって...



次の日、起きると、部屋はどこかさびしくなっていた。


テーブルには一枚の置手紙。


“昨日は悪かった。部屋は自由に使ってくれていいから”


多分これは航ちゃんが出て行ったって事なんだ


千鶴さんのところに行ったんだろうな



わたしを残して


ずるいよ、航ちゃん


ちゃんと向き合ってよ


忘れろって言うならわたし


忘れる事、出来るのに....