同居、始めました!



火曜日も水曜日も、木曜日も。

航ちゃんは仕事で忙しいみたいでわたしと入れ替えの毎日を過ごしていた。


深夜までお仕事で、朝は早く出かけて行く。


仕事以外にも多分千鶴さんと話をしたりしてるんだろうな



そして今日も遅くなるとメールが入った。



一人で過ごすこの時間も大分慣れたけれど。

やっぱり航ちゃんがいないこの部屋はとても広く寂しく感じる。


二人で見たお笑いの番組も


感動したドラマも


いつだって航ちゃんが傍にいてくれた。


そんな航ちゃんが結婚かぁ~


千鶴さんのドレス姿きっととっても綺麗なんだろうな



そんな事を考えながら食器を洗っていると、部屋の鍵が開く音が聞こえた。

確か航ちゃん、今日仕事で遅くなるって言ってたはずだけど?


「こんばんは、雛ちゃん」


ドアを開けて入って来たのは千鶴さんだった。