同居、始めました!



本宮君とのデートできっと分かるはず。


わたしの気持ちも、これからどうしたらいいのかも。



「倉田どうした?」


本宮君がわたしの傍にやってきた。


「あ、ううん。何でもないよ」


そうきっとこれは“お兄ちゃん”に対する思いと一緒なんだ。



「そうか?」


くしゃくしゃっとわたしの頭を優しく撫でる、本宮君。


その手の大きさ、温かさがわたしの胸を本宮君でいっぱいにしてくれる。


「くすぐったいよ、本宮君」


「日曜日、楽しみにしてる」


「うん」


ほら、こんなに本宮君で溢れている。

わたし、ちゃんと恋をしてるんだ。